今の時代、株について興味を持たれることがあると思います。
でも、どの会社の株を買っていいかわからない。
じゃあ、投資信託はどうなの?
まず、投資信託って何!?
私自身混乱したので、まとめてみました。
投資信託って何?
投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金を、資産運用の専門家がまとめて運用する金融商品です。
集めたお金は、各投資信託(ファンド)の運用方針に基づき、専門家によって国内外の株式や債券、不動産(REIT)などに投資されます。
つまり、「色んな人が投資したお金を集め、資産運用の専門家が国内外の株式や債券、不動産などに投資・運用して、そこで得られた利益がそれぞれ投資した金額に応じて分配される金融商品」ですね。
投資信託は運用の結果によって、利益を得られたり、損をすることもあります。
そして、投資信託は元本が保証されている訳ではありません!
元本(元本保証・元本割れ)とは
金融商品の購入・投資に充てた資金の額。いわゆる元手。元本保証とは、銀行預金のように、運用期間すべてにわたり元本の額が減らない(元本割れしない)ことを金融商品に保証することである。ただし外貨預金は外国為替相場の変動により、円で計ると元本割れすることもありうる。
一方、金融商品の価格が変動し、当初の購入代金を下回ることを元本割れという。株式や投資信託は高い収益が期待される反面、元本割れするリスクもある。
一般に、元本保証されている金融商品は安全性は高いが収益性は低い。逆に元本割れの可能性のある金融商品は安全性は低いが収益性は高い。金融機関から金融商品を購入するときは、その商品に元本保証はあるのか、元本割れの可能性は高いのか低いのか、事前に確認しておくことが必要である。
この情報は、2015年(平成27年)10月時点の情報です。
「知るぽると」より引用
投資信託の仕組み
1.投資信託を買うときは、銀行や証券会社などの「販売会社」で買います。
2.その投資したお金は「販売会社」から「運用会社」に渡ります。
3.「運用会社」では買う株式や債券などを決めて、「信託銀行」に指示を出します。
4.「信託銀行」では「運用会社」の指示通りに売買を行い、資金を管理します。
5.そこで、得られた利益は「運用会社」でまとめられて「分配金」として「販売会社」から受け取ることができます。
投資信託の特徴
小額投資が可能
販売会社によっては投資信託を100~10,000円ほどの小額からでも可能です。
これは複数の投資家からお金を集めて運用できるからです。
株式取引では数十万円必要になることが多いので、資金に余裕がない方や初めての方でも気軽に投資できます。
分散投資によるリスク軽減
株式投資で最も重要になるのは、分散投資によるリスク軽減です。
例えば、A社・B社・C社の株を個別で買おうとすると、何十万も必要になります。
簡単に言ってしまえば、投資信託ではその3社を含めて小額で投資し、運用することができます。
投資信託の運用タイプと分類
ここからは投資信託の基本的な運用タイプと分類をまとめていきたいと思います。
分類についてはかなり複雑なので、なるべく簡単にまとめていきます。
運用のタイプ
運用のタイプとして「インデックス型」と「アクティブ型」に分類することができます。
制度上の分類
形態による分類
契約型 |
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運用会社と信託銀行が信託契約を結ぶことで、組成される投資信託 日本では、この契約型が主流です。 |
会社型 |
投資を目的とする法人を設立することによって組成される投資信託(投資法人) 日本では、J-REIT(不動産投資法人)などを中心に用いられています。 |
購入できるタイミングによる分類
単位型 |
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投資信託が立ち上がる期間(当初募集期間)にのみ購入できる |
追加型 |
原則的に、投資信託が運用されている期間中いつでも購入できる |
取得対象による分類
公募 |
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多数の投資家に取得させることを目的とした投資信託 一般に個人の方が販売会社を通じて購入する投資信託はこれにあたります。 |
私募 |
機関投資家などのみに取得させたり、ごく少数の投資家に取得させることを目的とした投資信託 |
払い戻し方法による分類
オープンエンド型 |
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原則的に、運用期間中払い戻しに応じる投資信託 |
クローズドエンド型 |
運用期間中、払い戻しに応じない投資信託 |
「株式に投資できる」かどうかの分類
株式投資信託 |
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約款に株式に投資できる旨が記載されている投資信託 |
公社債投資信託 |
約款に株式には投資しない旨が記載されている投資信託 |
商品分類
追加購入が可能か
単位型 |
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投資信託が立ち上がる期間(当初募集期間)にのみ購入できるもの |
追加型 |
原則的に、投資信託が運用されている期間中いつでも購入できるもの |
投資対象地域
国内 |
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主たる投資収益が、実質的に国内の資産を源泉とするもの |
海外 |
主たる投資収益が、実質的に海外の資産を源泉とするもの |
内外 |
主たる投資収益が、実質的に国内及び海外の資産を源泉とするもの |
投資対象資産
株式 |
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主たる投資収益が、実質的に株式を源泉とするもの |
債券 |
主たる投資収益が、実質的に債券を源泉とするもの |
不動産投信(REIT) |
主たる投資収益が、実質的に不動産投資信託及び不動産投資法人を源泉とするもの |
その他資産 |
主たる投資収益が、実質的に上記以外の資産を源泉とするもの |
資産複合 |
主たる投資収益が、実質的に上記の複数の資産を源泉とするもの |
独立区分
MMF |
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マネー・マネージメント・ファンド 株式を一切組み入れず、国内および海外の公社債等を投資対象とする追加型公社債投資信託 |
MRF |
マネー・リザーブ・ファンド 証券総合口座用ファンド。株式を一切組み入れず、国内および海外の高格付の公社債を投資対象とする追加型公社債投資信託 |
ETF |
特定の株価指数(日経平均株価やTOPIX(東証株価指数))などに連動し、証券取引所に上場している投資信託 |
補足分類
インデックス型 |
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各種指数に連動する運用成果を目指すもの |
特殊型 |
投資者に対して注意を喚起することが必要な、特殊な仕組み・運用手法を用いるもの |
投資信託は、区分ごとに分類され、その区分ごとの分類を組み合わせることによって、商品分類が示されます。
ここで、例となる投資信託をこの商品分類で分類してみましょう。
追加型で主に国内株式に投資する投資信託は・・・「追加型/国内/株式」
追加型で主に海外債券に投資する投資信託は・・・「追加型/海外/債券」
追加型で主に国内株式に投資し、日経平均株価に連動する運用成果を目指す投資信託は・・・
「追加型投信/国内/株式/インデックス型」
単位型で日経平均の水準が一定範囲に収まれば、元本が確保される仕組みの投資信託は・・・
「単位型/国内/株式/特殊型(条件付運用型)」あくまでも一例ですが、このように分類されます。
投資信託協会より引用
※ 詳細は、投資信託協会のホームページで確認できます。
http://www.toushin.or.jp/investmenttrust/type/group/
運用タイプ・分類まとめ
この運用タイプと分類がかなり混乱する部分でした。
そして、分類はまた違う言葉で書かれていたり、さらに枝分かれしているみたいです。
自分の言葉で簡単にまとめてみました。
運用タイプは
リスクを考えて、なるべく安定した株価の動きで利益を目的とするインデックス型か
それとも株価の変動をあまり考慮せず、価値・株価が上がると専門家が分析した企業(銘柄)に投資して利益を目的とするアクティブ型か。
分類としては、
形態はどうか?
買い方はどのタイミングで買えるか・追加購入できるのか?
誰でも買えるのか?
払い戻しはどんな形なのか?
株式にも投資するのか?
どこに投資するのか?
何に投資するのか?
その他の投資方法で投資するのか?
になるのではないかなと思います。
専門的用語が多すぎて難しいですね。
まとめ
今回は、投資信託についてまとめてみました。
投資信託はかなり複雑な仕組みになっていますので、また機会を見つけて、リスクの話や実際の売買についてなど書いていきたいと思います。
自分自身まだまだ勉強不足なところがあり、なるべく分かりやすくまとめていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。
参考にしたサイト
www.toushin.or.jp